Bhutan-1
(2008年冬)

またまた友人に誘われて雷龍の国Bhutanへ

なぜまたそんなところに行ったかというと、
(以下、長文につき省略を薦めます)
Bhutanは現在ではわりとめずらしい専制君主制の国です(でした)
進化しないことを積極的に選んでおり(ゆえに信号機は国内には存在しません。携帯電話はありますが)
また、国内総生産ならぬ国内総幸福量という概念を導入するなど、かなり変わった国策をとっています。
しかし、2008年には立憲君主制へと移行することが決まっていたため、
ひょっとしたら現在のBhutan文化というものがなくなってしまう可能性もあるわけです。
そこで、そうなる前にBhutanという国を一度見ておきたいと考えたわけです。
実際考えたのは自分ではなくて友人なのですが、まぁそういった理由で行ってきました。
(ここまで)

Bhutanはチベット仏教を国教とした仏教国です。
ヒマラヤ山脈沿いにあるため標高が3000m近いところもざらです。
Bhutan入国にはBhutan唯一の空港のパロ空港を利用しました。

左はブータン唯一の航空会社Druk Airの航空機。右はパロ空港。建物は独特な外装で大きさはかなり控えめ。
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ティンプーへ
空港をでたらガイドと合流して最初の滞在先であるティンプーへと車で移動。
ブータンの道は悪道が多く、工事中の場所がたくさんあります。
ブータン人は土木工事が苦手らしく、道路や建物は出稼ぎのインドの人が作るそうだ。
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左は道路標識。第二公用語の英語のほかに国語であるゾンカ語でかかれています。
右は各州間にある関所みたいなもの。移動する際に制限があるようです。


ティンプーの野菜市場
着いた日に丁度野菜市場が開かれていたので行ってみました。
ブータン農業は日本人が指導した影響なのかみかんが山のようにありました。
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あとは茄子と香辛料(?)と鰹節らしきものです。


メモリアル・チョルテン
ティンプー市内にある第3代国王のお墓。チョルテンは卒塔婆に対応している言葉です。
まわりに何かを作る工事中で、近くによって見ることは出来ませんでした。
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タシチョ・ゾン
Bhutanの各州には必ず一つゾンがあります。
ゾンは宗教と政治の中心を一つにまとめたもので、
日本で言えば神社と市役所が合体したようなイメージでしょうか?
特にティンプーは首都なので、かなり重要なゾンであるといえます。
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タシチョ・ゾンの全景はこんな感じです。

近くによるとこんな感じです。
柵で覆われており(左)、入り口には銃を持った衛兵がいます(右)。
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中には入ることが可能で、
左が政治的な建物で右が宗教的な建物です(多分)。
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ゾンの中には大きな広場があって、そこで年に数回お祭りをするそうです。

ティンプー市内
ティンプーはBhutan一の都会です。
下の二枚はティンプーのメインストリート沿いの風景。
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左は映画館で、ブータン映画をやっていました。


次の日は古都プナハへとお祭りを見に行きました。
これはティンプーからプナハへ行く最中に見えた最古のゾン。
現在は国立の言語研究所になっているそうです(クリックで次へ)。
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