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dvipdfmでリンク付きPDFを作ろうとしたらエラーが出た [TeX]

目次や図番号からのリンクの機能はやっぱり便利。

\usepackage[dvipdfm,bookmarks=true,bookmarksnumbered=true,bookmarkstype=toc]{hyperref}
とかいう記述を追加しdvipdfmxによって作成したPDFにはそんなリンクの機能を持たせることができる。

ところがやってみるとエラーが出てタイプセットがうまくいかない。1回目は無事通るが、2回目に
[1] [2]) [3] (./myreport.lof
! Missing number, treated as zero.
<to be read again>
                   \let
l.2 ...my_reference}}}{4}{figure.1.1}
などとなる。これはどうやら図のキャプションからciteを呼んでいることが原因のようで、lofファイルを見てみると
(前略)\cite {my_reference}(後略)
と、コマンドと引数に空白が勝手に加えられてしまっている。これを機械的に除去してもうまくいかなくてムカツいてたが、hyperref - TeX Wikiに次の記述を発見し、この通りやったらうまくいった。書いてある通り、参考文献のリンクなぞ不要なので全く問題ない



cite.sty cannot currently be used with hyperref.
However, I can do a workaround via:
\makeatletter
\def\NAT@parse{\typeout{This is a fake Natbib command to fool Hyperref.}}
\makeatother
\usepackage[hypertex]{hyperref}

so that hyperref will not redefine any of the biblabel stuff - so cite.sty
will work as normal - although the citations will not be hyperlinked, of
course (But this may not be an issue for many people).


CTANに沢山文書があった [TeX]

CTANとはComprehensive TeX Archive Networkの略で、TeX関連のファイルを集約させた場所。
マクロの類が膨大にあるのは以前から知っていた(膨大すぎてかえって見る気が失せる)が、良く見たら解説文書の類も結構充実していた。Windowsヘルプ形式のファイルも結構用意されていた。

\usepackage{ulem}するかしないかで参考文献の出力が変わった [TeX]

題名のママ。しなければitalicに、すれば下線が引かれた。
これはulemパッケージが強調コマンドemとemphを置換するからなのだそうだ。
これが嫌なら以下のようにする。

\usepackage[normalem]{ulem}

TeXで画像の挿入の命令を常にコピペするのに飽きたのでLispの関数を作った [TeX]

TeXで画像の挿入の命令

\begin{figure}
 \begin{center}
  \includegraphics[width=.4\textwidth]{./graphic/fig.eps}
  \caption{this is the caption}
  \label{fig.eps}
 \end{center}
\end{figure}
など覚えてられるわけもなく、いちいち他からコピペしてその都度ファイル名を直していた。これに段々嫌気がさしてきたので、挿入マクロをやっつけでLispで書いた。

(defun itoh-insert-fig (fname caption)
  (interactive "sFilename: \nsCaption: ")
  (insert "\\begin{figure}\n \\begin{center}\n")
  (insert (format "  \\includegraphics[width=.4\\textwidth]{./graphic/%s.eps}\n" fname))
  (insert (format "  \\caption{%s}\n" caption))
  (insert (format "  \\label{%s.eps}\n" fname))
  (insert " \\end{center}\n\\end{figure}\n")
)

bmepsはpngをepsに変換できるプログラム [TeX][画像ファイル]

pngな画像をTeXの図に使うためPhotoshopを起動しようとしたらモタツキ具合にブチ切れそうになった。なのでそのためのお手軽ツールを探したらbmepsなるものを見つけた。

Windows用のバイナリも配布されているようだが、手元の環境では c/usr/local/bin/bmeps.exe にもともと用意されていた。ありがたや

ヘッダやフッタをいじる場合はfancyhdrを使う [TeX]

PDFのドキュメントが(私の環境では)
C:\usr\local\share\texmf\doc\latex\misc\fancyhdr.pdf
に用意されていた。今のところ必要性は感じていないが、いつか触るかも

EPS画像をサムネイル表示するためにはどうすればよいか [TeX][Illustrator][Igor Pro][画像ファイル]

TeXにおいて画像はEPSが一番相性が良い。で、論文を書く際には大量のEPSが生産されるのであるが、そのうちどのファイル名がどの画像に対応するのかわけがわからなくなってくる。そんな場合はサムネイル表示が活躍するわけであるが、jpgやpngなどと違い、EPSのサムネイル表示はややハードルが高い。

一覧するためのソフトを幾つか試した所感:
= Irfanviewがフリーで高機能で便利なのだが、EPSの表示は私の環境では遅く、やや不満。キャッシュもしてくれない。また、ディレクトリのパスを手入力やペーストができないのも残念。
= XnViewもフリーで高機能で便利。EPS表示は遅いが、キャッシュしてくれるようなので、2回目以降の閲覧は高速。Irfanviewで残念だった所をカバーしている感がある。
= susieプラグインでEPS用のものがいくつかあるようだが、手元のEPSは見られなかった。このあたりは、プレビューあるなしなどEPS作成時の事情に強く依存するようである。あふを愛用してる関係で、susieプラグインがあると一番嬉しいのだが、難しいようだ。
= エクスプローラは何げに優秀で、Illustrator CSで「サムネールを作成」としたものはサムネイル表示が可能である。しかし、Igor Proから出力したEPSは"Suppress Preview"のチェックをオフにしてもサムネイル表示はできなかった。偶然だろうが、Illustrator CSの「ファイルを開く」ダイアログや、Photoshop CSのファイルブラウザでも同様であった。Adobe Bridgeを試したいが、そんなカネはない。

というわけで今日のドラフト結論:
= XnView便利そう
= EPS出力の際、Illustrator CSの「プレビュー」と「サムネール」、Igor Proの"Preview"などのオプションがあるが、これらは不要。でも「サムネール」はファイル開く時に便利だからあってもいいかも。Igor Proの"Preview"はつけるとdvioutでコケたりする(dvipdfmは問題なし)のでつけるべきではない。つけるメリットもない

TeXで、用紙の余白(マージン)を設定する [TeX]

TeXで文章を作成する際、普段は何も考えずにjsarticleを使うのであるが、定型書類などでは用紙の余白が例えば3cmとかに決められている場合がある。こんな時に手動で余白を設定する方法をメモする。

本文が描かれるのは、\textheightという高さと\textwidthという幅の領域である。ここから用紙の端までの長さは、左端が(1inch + \hoffset + \evensidemarginもしくは\oddsidemargin)、上端が(1inch + \voffset + \topmargin + \headheight + \headsep)、となっている。なので、例えばletterサイズ(8.5in x 11in)の用紙に1インチの余白を設ける場合は以下のようにする。本文の領域の大きさは(用紙サイズ - 1inch x 2)として決定され、その位置はデフォルトでついてくる1inchのマージンに任せてある。(話を簡単にするためには、hoffsetやvoffsetを -1inch にして相殺させてしまった方が良いかもしれない)

\documentclass[letter]{article} % letter: 8.5in x 11in
\setlength{\oddsidemargin}{0in}
\setlength{\hoffset}{0in} % default
\setlength{\textwidth}{6.5in} % 8.5in - 1in - 1in

\setlength{\topmargin}{0in}
\setlength{\headheight}{0in}
\setlength{\headsep}{0in}
\setlength{\voffset}{0in} % default
\setlength{\textheight}{9in} % 11in - 1in - 1in

ただしこれは「簡易版」で、ヘッダやフッタ、欄外の記述なんかは全く考慮していない。詳細は、例えばdvioutのHelp => Help TeX などを参照。

参考(背景を指定したり、任意位置に文字を出力する方法など):
書類などをTeXで頑張る方法
書式が指定された書類を TeX で書く方法

TeXのコマンドや、用紙の余白(マージン)の大きさの変数などは、dvioutのヘルプから視覚的に参照できる [TeX]

TeXにおいては、ギリシア文字くらいならともかく、普段あまり使わない演算子や余白(マージン)を司る変数なんかの名前(hoffset、voffset、topmarginとか)はいちいちとても覚えてられぬ。で、今まではこれを早見表を作りつつ失くしつつ、結局いちいち本を見ることが多い、なんて感じで迷走を続けていた。

が、dvioutのヘルプに中々便利そうな早見表ライクなものを見つけた。dvioutは普段から使うので、紛失や保管などは一切考えなくてよいのが有難い。Help => Help TeX とすると参照できる。手元のdvioutのバージョンは3.17.1。

クラスファイルの指定が、dvipdfmの出力の用紙サイズにになるわけではない [TeX]

TeXでletterサイズの文章を書く時には

\documentclass[letter]{article} % letter: 8.5in x 11in
などとすればいいやと思っていたが、dvipdfmで出力したPDFを見てみるとA4っぽいサイズになっていた。どうやら、出力したPDFの用紙サイズは改めてdvipdfmの縄張りで指定してやる必要があるみたいである。で、そのサイズはデフォルトでA4となっていたのだ。
$ dvipdfm --help

dvipdfm, version 0.13.2c-j-p1d, Copyright (C) 1998, 1999 by Mark A. Wicks
Japanese extension (S. Hirata, 2001).
(略)
Usage: dvipdfm [options] dvifile
(略)
-p papersize    Set papersize (letter, legal, ledger, tabloid,
                a6, a5, a4, a3, b6, b5, b4, b3, or b5var) [a4]
(略)
なんで、これを踏まえて以下のように
$ dvipdfm -p letter fontsizetest
オプションを指定してやれば、無事にletterサイズのPDFが出来上がった。
しかしながら、(私の場合)用紙サイズの指定はTeXのソース記述の段階で決定されているので、この情報はコマンドオプションでなくソースに埋め込みたいものである。そんな場合は以下のような命令をソースに記述しておく。場所はプリアンブルでなくてもいいようだ。
\special{pdf: pagesize width 8.5truein height 11.0truein}
これは、手元のマニュアル C:\usr\local\share\texmf\doc\dvipdfm\base\dvipdfm.pdf の"4.11 Pagesize"の項に記述されていた。

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