発振スペクトルとその電子状態

光の励起強度を上げていきますと、 次第に量子細線からの発光ピークが 高エネルギー側にシフトしてゆきます。

これは、特定のエネルギー準位における キャリアが飽和してしまい、 次の準位からの発光がおきるという、いわゆる 「バンド・フィリング」の影響によるものです。

光の励起強度があるしきい値を越えますと、 こちら(1.688 eV)のするどいピークであらわされる レーザー発振がおこります。

縦線でしめしたエネルギーは、それぞれ量子細線の 基底状態、第1励起状態、第2励起状態...からの 発光エネルギーをさきほどの数値計算でみつもったものです。

細線によりばらつきはありますが、 ほぼ4〜7番目の細線励起状態で発振がおこっていることが 理解できました。

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