計算とスペクトル結果の比較

こちらのスペクトルは、 低温(T=4.7K)での 光弱励起下におけるリッジ型量子細線構造からの 発光スペクトルをあらわしています。 横軸に発光エネルギー、縦軸に発光強度をとっています。

2つのピークが確認できますが、 低エネルギー側のピークはリッジ先端に形成された 量子細線(QWR)からの発光ピークで、 高エネルギー側のピークはリッジ側面に形成された 量子井戸(Side-QW)からのものです。

こちらの太い線で表したエネルギー値(1.64 eV付近) は、量子細線基底状態間での遷移エネルギーを さきほどの数値計算で見積もったものです。

数値計算による遷移エネルギー と、実際のスペクトルピークとがよく一致していることが わかります。

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