QWRの偏向次にQWRの偏向についてみてゆきましょう。図の上部にある二つのイメージはそれぞれ QWRからの発振前、発振後のイメージで、 双方ともリッジ先端が光っている点は同じです。 ここでそれぞれの光の偏向を調べてみますと、 発振前は真横、あるいは多少偏った方向であるのに対し、 発振後はかたほうのSide−QWの方向に偏っていました。 この特性を図の下に示しました、私たちのリッジ試料の 断面のTEM写真像と比較して考察します。 TEM写真において、白い線の外側はバリアー層、 内側はGaAs層となっています。 ご覧のように、私たちの細線のなかには 片側の量子井戸が厚く片側が薄いという 左右非対称な形のものが存在します。 このような構造では、QWRの基底状態においても その波動関数が片側によってしまうため、偏向も 多少よってしまったものと考えられます。 また、発振後の波動関数はQWRの励起状態であるため、 その波動関数の存在確率も片側のSide−QW内に だいぶしみだしているものと考えられます。 そこで、発振後の偏向は(片方の)Side−QW方向に なるものと考察できます。 次のページへ。 |
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