Migemoとはローマ字のまま日本語を検索できるようにするツールで、 日本語検索の際にいちいち漢字変換する必要が無く、簡単に検索できます。とても便利。
公式ページの説明に従えば良いですが、一般ユーザ権限しか無い場合、.rbファイルは自分のHOMEに放り込むしかありません。そんな時は環境変数 RUBYLIB として適宜自分の置き場所を指定してやる必要があります。
基本的にはEmacs上で使用するものです。必要なもの等は上記の公式ページから知ることができます。 残念なことにWindows上のMeadowで使用するには若干の作業が必要となります。 私の環境では、こちらの「migemo」というページを参考にして以下のようにしたら動作しました。
先の解凍によって、romkan.rb と bsearch.rb を得ます。これらを /usr/lib/ruby/site_ruby にコピーします。ディレクトリがなかったら作成しておきます。
Migemoを解凍したディレクトリに移り以下のようにします(ファイルパスは適宜変更して下さい)。 その際、入手した SKK-JISYO.L をそのディレクトリに忘れずに入れておくようにします。
$ ./configure --with-emacs=/cygdrive/f/meadow/meadow2/2.00b2/bin/Meadow.exe \ --with-lispdir=/cygdrive/f/meadow/meadow2/2.00b2/site-lisp $ make $ make install
そして、migemo 実行ファイルの記述を少し修正します。/usr/local/bin/migemoの先頭行を、 #!/usr/bin/ruby と書換えます。
Meadowの.emacsに以下の記述を加えます。
(setq migemo-directory "f:/cygwin/usr/local/share/migemo") (load "migemo")
こちらも環境に応じて変更して下さい。
別にMeadowと対比するわけではないのですが、セットアップ内容をメモします。内容は基本的にC/migemo を使いたいの写しです。手元のMeadow3とNTEmacs 21.3.1で問題無く動いているようです。
どちらでもよいが、自分でコンパイルした方がバージョンも後だし、最適化も効くのでよいかも?
(defvar migemo-directory "@pkgdatadir@"の "@pkgdatadir@" を適当に "/usr/local/share/migemo" とかにしておく。(雰囲気的に。後の.emacsの設定により、この値は意味を失う)で、migemo.elに改名する。
nmake msvc nmake msvc-dictとしてビルド。実行ファイルも辞書も出来上がる。私の環境はMSVC++ .NET 2003
を放り込む。漢字コードはSJIS
;; 基本設定 (setq migemo-command "cmigemo") (setq migemo-options '("-q" "--emacs")) ;; migemo-dict のパスを指定 (setq migemo-dictionary "C:/programs/emacs-21.3/site-lisp/dict/migemo-dict") (setq migemo-user-dictionary nil) (setq migemo-regex-dictionary nil) ;; キャッシュ機能を利用する (setq migemo-use-pattern-alist t) (setq migemo-use-frequent-pattern-alist t) (setq migemo-pattern-alist-length 1024) ;; 辞書の文字コードを指定. (setq migemo-coding-system 'japanese-shift-jis-unix) ;;; <= EUCではない (load-library "migemo") ;; 起動時に初期化も行う (migemo-init)