USBメモリからブートできるLinuxでいいのはないかと探しているうちに到達したLinuxディストリビューション

USBメモリでの使い方 *

残念ながら、ダウンロードしてコピーしてハイ終わりというわけではなく、幾つかの手順を踏む必要がある。 下記は基本的にはRun GNU/Linux from a USB pen driveの記事の通りである。作業はWindows上で行った。

  1. USBメモリを準備し(下記のfrodoなら容量は64MBでOK)、FAT16(ただの"FAT"の表記は、きっとFAT16のことなのだろう)でフォーマットする
  2. 本家より slax-frodo-5.1.7b.iso をダウンロード
  3. DAEMON Toolsを使って前述のisoをマウント し、全ファイルをUSBメモリにコピー
  4. bootディレクトリにあるvmlinuz、initrd.gzをルートディレクトリ(ドライブ直下)にコピー(移動でもいいのだろう)
  5. isolinux.cfg を syslinux.cfg にリネームした上で編集する。boot/vmlinuz、及びboot/initrd.gzの表記からboot/を削る。これはひとつ前の操作に対応したもの。
  6. syslinuxを入手し、展開する。私は3.20を使った
  7. syslinuxを実行する。Windows用バイナリはwin32ディレクトリに格納されている。ここで e: はUSBメモリのドライブ
    syslinux -s e:

これで一応作業終了で、USBからブートできるマシンではきっとブートできるはず。

私の環境では、デスクトップ(MSI K8T Neo-FIS2R)ではブートが成功したが、ノート(IBM Thinkpad T42)だとメモリベンダによって振舞が大きく変わった。

ベンダ型番容量(MB)症状
TranscendTS256MJF110256USBメモリを無視され。そのままWindows起動
ImationFlash Mini512512"Missing Operating System"と表示され終わる
PrincetonPFU-2TB512512真っ黒の画面で反応なし
BuffaloRUF2-S1G-BK1024USBメモリを無視され。そのままWindows起動
ELECOMAU201GBS1024BIOSで認識してくれない
SILICON POWERSP512MBUF2000V4B512無事SLAX起動 !!

これが相性というやつか?USBによるブートは、まだまだ先の時代の話なのかもしれない。

link *


Last-modified: Sat, 16 Sep 2006 21:05:13 JST