バージョン管理システムは、集団の開発のみならず個人利用でも大変便利そうだ。CVSの後継という位置づけのsubversionなるものを使ってみる。cygwin同梱ver.1.0.6を使用した。Windows版バイナリを使用する際にはインストーラつきのものが安全 *link [#a25bd955] -[[svn book(日本語):http://subversion.bluegate.org/doc/book.html]] -[[バージョン管理の実装「Subversion」(@IT):http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/webdav/webdav03c.html]] -[[誰かのプレゼン:http://ukai.jp/Slides/2003/0521-lw2003/html/index.html]] -[[Subversionでバージョン管理:http://www.02.246.ne.jp/~torutk/subversion/intro.html]] -[[「おいぬまの覚え書き」からsubversion:http://kazz.homeunix.org/cgi-bin/wiki/subversion.html]] **クライアントプログラム [#yb090953] -[[TortoiseSVN:http://tortoisesvn.tigris.org/]] - エクスプローラに融合する -[[RapidSVN:http://rapidsvn.tigris.org/]] - wvWidgetで、見てくれはOSに依存しない -[[eSvn:http://esvn.umputun.com/]] - こちらもクロスプラットフォームみたい -[[ankhsvn:http://ankhsvn.tigris.org/]] - Visual Studio用 -[[svn-mode for xyzzy:http://www5d.biglobe.ne.jp/~lostland/xyzzy/svn-mode/svn-mode.html]] *使い方 [#mde40408] **基本中の基本 [#rad6fda3] ***ヘルプ [#w13039c3] svn help (arg.) ***リポジトリ新規作成 [#o0b428b2] svnadmin create (repository) svnadmin create --fs-type fsfs (repository) ***パスの指定 [#nd6c3c3b] file:///(fullpath) <= ローカル svn://(repository path) <= svnserve経由 svnserveを使うならサービスを起動しておく('file:///'なら準備不要)。 svnserve -d -r /cygdrive/e/for_svn 上記は、svnserveをデーモンモードで起動し、ルートとなるディレクトリを指定している。この時、/cygdrive/e/for_svn/testreposなるリポジトリは svn ls svn://localhost/testrepos/ などとしてアクセスできる。 **基本作業 [#na7c805b] まずはチェックアウト。いずれのコマンドには省略形があり、以下のいずれも可。今後は片方のみ記載する。 svn checkout (repository) svn co (repository) そして作業。適宜以下を実行。 svn add (filename) -- ファイルの追加 svn mkdir (dirname) -- ディレクトリ追加 <-- 実際のディレクトリも勝手に作ってくれた svn mv (file,dirname) -- ファイル・ディレクトリの移動 svn delete (file,dirname) -- ファイル・ディレクトリ削除 さあコミットだ。ログ用エディタを$SVN_EDITORで指定しておく。 svn ci お疲れさまでした。 **こういう事もできないと不便だ [#e5febfb0] ***既存のディレクトリhogeをリポジトリに追加 [#m2bbc589] svn import hoge (repository) 再帰的なコミット。この時hoge自身は作成されず、hogeより下の下層のファイル・ディレクトリが指定したリポジトリ(のディレクトリ)に追加されるみたい。 ***差分 [#d8eae38a] svn diff ***ログ [#d2f67a62] コミット時にログが追加される。-mオプションでコマンドラインから打つもよし、--file オプションで(追加すべき)ログが書かれているファイルを指定するもよし。オプションが無い場合は $SVN_EDITOR で指定されたエディタを起動。両方とも怠ると怒られてコミットできなかった。 ログを見るには svn log リビジョンの指定は svn log -r 3:15 ## -r は --revision の意 とか。 **こういう事ができるとより便利 [#y0872792] svn ls (repository) # リポジトリの中身 svn info (filename, directoryname) # ファイル・ディレクトリ情報 svn status # 作業コピーの変更状況確認 svn revert # 作業コピーの復帰 svn update # 作業コピーを最新のものに更新。 **svnserve [#bc0e2eae] 作ったリポジトリのconfディレクトリのsvnserve.confで設定する。 [general] anon-access = none auth-access = write password-db = /path/to/repos/conf/svnusers 最後の行はユーザーの権限設定ファイル。 [users] username = password **キーワード置換 [#k2c4795a] 初期状態では svn propset svn:keywords Id myfile として、キーワード置換に関するプロパティをファイル毎に設定する必要がある。キーワード一覧は以下(省略系) |Date | 日時 | |Rev | リビジョン | |Author| 編集者 | |URL | URL | |Id | 上のキーワード詰合せ | 確かめる時には以下のコマンド svn propget svn:keywords myfile