Welcome to Toshiyuki Ihara's モーター制御奮闘記





「パソコン⇒シリアル通信⇒ステッピングモーター制御⇒自動回転ステージ」を目指して、Aki-H8と奮闘した記録です。


はじめに

2004/1/31
「インターネットを使って、離れた場所のプログラムをメンテナンス!!」「コンピュータでスイッチとかモーターとか制御!!」
いつかこんなことができたら便利になるなあ…と思いつつ、気が付いたらもう大学院生。
まあ何歳になっても一から挑戦してみるのは大事なわけでして、サーバーとか電子工作とかに今更ながら手を出しつつあるわけです。

電子工作といっても、回路図設計できるわけではないし、説明書どおりに作ってるだけなので高価なプラモデルみたいなもんなんですけどね。
それでもまあ「コンピュータでモーター制御」くらいは挑戦してみようと思いたち、いろいろ調べてみました。

最終的にたどり着いたのは「AKI-H8」(HITACHIのマイコンを搭載していて、I/O端子が72個もある!!)。
ネット上に「初心者にはオススメしない」と書かれていたけれど、いろんなメリット(プログラム書き換えの際にスイッチを切り替えるだけとか、プログラム書込みに使うCOM1ポートを、実行時にそのまま入力端子として使えるとか。)があるのでこれにしました。
とにかく、コンピュータでステッピングモーターを制御しようと頑張った数日間分の日記を公開しておきます。

秋月電子で販売している、「PICステッピングモータードライブキット・モーターなし(\700)」を作成しました。別途秋月で購入したステッピングモーターを回すことができました。

この回路では、スイッチを押している間だけステッピングモーターが回る仕組みになっています。ステッピングモーターの4端子に順番にパルスを送る必要がありますが、この作業は全てPICが行ってくれます。

動作は単純なので分かりやすいのですが、このままでは「1ステップ(1.8°)だけ回す」ということができません。 PIC開発キットがあればPICのプログラムを書き換えることも可能ですが、コンピュータで直接制御するには向いていないですね。

というわけでこの回路は引き出しにしまっておいて、次にAKI-H8を作成することにしました。ちなみに、この回路中のトランジスタは2SD1572を用いています(なぜか解説書には2SD1590と書かれてる…)。
秋月電子で販売している、「AKI−H8/3048開発キット(即使えるキット)[CPUボード・マザーボード・電源・アセンブラ・ライターソフト一式付](\7,800)」を作成しました。

はんだ付けするのはCPUボードとマザーボードで、2・3時間かかったと思います。

他にも2行表示の液晶や、C言語コンパイラも購入し、CDに入っているアセンブラサンプルプログラムや、インターネット上でダウンロードできるC言語サンプルプログラムを動かしてみました。

とりあえずすぐに試せるものとして、「LED点灯」「LED点滅」「RAMプログラム実行のためのモニタープログラム」「液晶に文字列を表示」「ハイパーターミナルからCOM1ポートに入力した文字を液晶に表示」「キーボードでLEDを点灯/消灯切り替え」の動作確認を行いました。
ハイパーターミナルで入力した文字列をボード上の2行液晶に表示した様子です。
「hello」と打ったら「hello」と表示されました。
当然といえば当然だけど、自分で作ったものがちゃんと動くと嬉しいもんです。
Aki-H8用のステッピングモータードライブ回路(?)です。回路はインターネット上で見つけたサイトを参考にして作りました。

Aki-H8の端子からのパルスを9〜12Vに増幅します。トランジスタは2SD1590を使用しました(2SD1572は見つからなかった…)。
これまでに作成したAKI-H8と、ステッピングモータードライブ回路を組み合わせ、さらにAKI-H8から4端子に順番にパルスを出力するプログラムを作成すれば、ステッピングモーターがコンピュータで制御できます。

ハイパーターミナルで通信するプログラムと組み合わせれば、シリアルポートから"1"という文字が送られてきたら右回り…とか、各ステップ間の待ち時間を可変にする(モーターの速度が変わる)とかの工夫ができます。

ハイパーターミナルでなくても、VBやLabViewを使ってシリアルポートに文字列を送信すれば、それに応じてモーターを動作させる…なんてこともできるわけです。

ちなみに電源ボードは開発キットの中にほとんど完成したものが入っていました。
全体の構成図です。手書きですみません。
秋月で「SSR(ソリッドステートリレー)」なるものを購入してきました。これを使えば、マイコンの出力を使ってAC100V機器の電源のスイッチを制御できます。
電源ケーブルをバサッと切り、片方の線をSSRの端子を挟んでつなぎ、さらにマイコンの端子のひとつをSSRの端子につないだ様子が左の写真です。

このケーブルにデスクスタンドのコンセントをつなぎ、パソコンとシリアル通信するAKI-H8の端子をつなげば、キーボードで"1"を押すと点灯し、"2"を押すと消灯するという動作をします。
実際にうまくいきましたが、特に何に利用するかは考えてませんでした…。
左の写真は、AKI-H8で制御しているモーターに、同心円状に8つ穴のあいた金属板をネジでとめてあるものです。
穴にはそれぞれ透過率の異なるNDフィルターが貼ってあり、これを回すことで光の強度を変えることができます。

とりあえず2セット作成し、100%〜0.1%程度の範囲で約30通り(組み合わせを変えれば64通り)のパワーを選択することができるようになりました。
露光時間さえ調節できるようにすれば、上記の範囲で励起強度依存性がオートで測定できるようになる…はずです。

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