葉

虫と園芸の部屋



多摩丘陵にもかつてはギフチョウが生息していました。写真は東京都八王子市産のものです(1971.4.20)。採集地にはタマノカンアオの群棲地がありましたが、宅地造成のためカンアオイともども姿を消してしまいました。

タマノカンアオイ・・・多摩丘陵のごく限られた場所だけに自生しています。丸い葉で葉肉は厚くつやがあります。形質は極めて特化しており亜種といってよいのではないかと思います。
(東京都八王子市)


関東地方でも、現在ごく限られた場所でギフチョウは生息しています。やや小型で前翔先端部がとがって三角形に近く、後翔橙色斑が極めて狭いといった特徴が見られます。遺伝子プールはどんどん小さくなっていってしまうのでしょうが、他地域産のものとの交雑はさけて下さい。
写真はカントウカンアオイを食するギフチョウ一令幼虫(神奈川県下)。右下円内は葉裏に産み付けられた卵塊の拡大写真。


ゼフィルスと呼ばれるきらきらと輝くシジミチョウの一群です。 ここに示したのは日本各地のキリシマミドリシジミで、左から屋久島、九州、近畿各地産です(飼育品)。



 
手塚義光氏(千葉県・驚庵)の風蘭の作棚です。どの株も手入れがゆき届いていてみごとです。
1000鉢はゆうに越えています。すばらしい株ばかりで本当にため息がでますね。
右側は駿河覆輪の大株です。ここまでするのに何十年もかかっていると思います。
鉢も間違いなく名人に作らせた特注品ですね。




きれいな木があるなと何気なく手にとってみると富貴蘭の銘品、富貴殿でした。

トップ アイコン
戻る

トップ